TIGOLD COATING SOLUTIONS

DLC膜(ダイヤモンド・ライク・カーボン)

(低摩擦膜)*DLCとは、Diamond Like Carbon の略です。

 

タイゴールドのDLC膜は、アモルファス構造で表面が滑らかです。潤滑性、摺動性に優れています。離型性がよく、摩擦係数(μ=0.2以下)が非常に低いのが大きな特長です。お客様のニーズに合わせて膜厚・硬度調整が可能です。


項目特性
比重(g/cm3)
硬度 (GPa) 10~30
抵抗率(Ω・cm) 10E2~10E12
屈折率 2.3~2.4
摩擦係数 0.15
熱伝導率(w・cm・k)
化学反応性 酸及びアルカリに強い
最高使用温度 300℃

DLC膜とは

DLC膜とは、ダイヤモンドのsp3結合(炭素原子から手が4本出ている)とグラファイトのsp2結合(炭素原子から手が3本出ている)の両者を骨格構造としたアモルファス炭素膜である。

 

 

傾斜構造DLC膜の密着性


DLC膜(IBAD/Sputter)のラマンスベクトル



DLC膜の応用例

 

主な応用分野と使用目的

応用分野金型関係機械部品医療分野装飾分野
製品名称 樹脂成形金型 ウォーム
パンチ
刃物
注射針 ハサミ
時計部品
使用目的 耐摩耗
離型性
耐摩耗
耐摩擦
凝着防止
低摩擦

耐摩耗

黒味色調